お正月に母と姉と行った旅行先でマミヤのシャッターが切れなくなった。
点検出したばっかりなのに、おかしいな、と思った。
今日、修理に持って行ったら、すぐに電話がかかってきて
もう部品が無いから修理できないそうな。
私の持ってるマミヤ6は正規品ではなくて、サンプル版だから。
ボディの底にSAMPLEって書いてあるのでわかってたけど
その字もかわいかったし、なんかレアっぽくていいやん、とか思って
気に入ってたのに、こんな形で裏目に出ると思わなかった。
でも、なんとなくわかっていました。
ホテルのベッドの上でいろいろ試行錯誤してみてもダメだったとき
きっと、もうダメなんだな、と感じた。
だから、なんかあったわけでもないのに点検に出したりしたんだな、私、
と思った。
ずっとブローニーでカラー撮ってみたくて、写真学校卒業してからすぐ、
念願叶えるために買ったカメラ。
誰だか忘れてしまったのですが、結構えらい写真家の先生がなんかの記事で
このカメラでしか撮れない、みたいになっちゃうと成長しないよ、みたいなこと
書いていて、あぁそうなんだろうなあ、って納得したし
自分の考えもそのつもりなんやけど、
やっぱり身体的に慣れているものって頼りたくなるもので、
自分のなかでマミヤは安心だった。
この描写でこんなにコンパクトなカメラは無いと思います。
でも、きっと、違うの使えば、って言ってるんだろうなあ、神様が。
もうそろそろ違うの使えば、って言っている。
また中古で見つけたら買うかもしれないけど、
このサンプルマミヤとはもうさようなら。
はっぴいえんどの、さよならアメリカさよならニッポンを聞こうと
思ったんだが（安直…。）あれ、テープでしか持って無いやつに
入ってるんだな、きっと。
仕方ないからURCが無くなると知ったときにショックで急いでかった
ライブ盤を聴いている。
いろんな思いが交錯したお正月。
私の中で、帰省することは試練でもある。
撮れなかったお正月。