JRの駅近くに期間限定ショップスペースがあって
だいたい興味が無いものなのですが
今回は木製と漆食器のアウトレット品を売っていて
店先に出してあった木製弁当箱がすごくかわいくて
店内に入りました。
店のおじいさんは店内に流れている演歌を口ずさみながら
品出しをしていて、経年変化について質問したら、
関西弁丸出しで、きつい言い方を人情でカバーする
典型的な関西接客をされました。
わたしも関西弁で対抗しました。
お箸は何年も使うものではなく、元来毎年正月には新調する使い捨ての物だそうです。
黒い漆と赤い漆がどちらもカッコよく、どっちのカップにするかかなり迷ったけど
最初に気に入った黒にしました。
赤と黒を重ねて塗って、職人の手作業で上の色を少し削って下の色を出しているものだそうで
かなりのお買い得らしい。
弁当箱も気に入ったけど、お弁当は作らへんしなあ、って言ったら、
裁縫道具入れにしたらいいんや、
これを何に使う、って決めて買うのは100歳のおばあさんになってからや、
若い人は感性で買い物すればいいんや。
って言われました。
関西人らしい強引な接客やな、と思いつつ、
おじいさんの言うことは結構合ってるのかもしれん、とも思った。
明日また新しい商品をたくさん投入するらしい。
お箸も手に握っていたら、これ、二つ買ったら500円やで。
って言われたので、じゃあ明日また見に来るわ、って思わず言ってしまった。