10周年

今年はフリーランスになって10周年。
自分でもよく続いたな、と思います。
フリーといってもアシスタントをやめて
すぐには仕事なんかなかったので
当然アルバイトするわけですが、
人に言えないぐらい結構長い間アルバイトしてました。
西村賢太さんの「苦役列車」を少し薄くした感じです。
芸能人の人を撮ることも結構多かったし、
華やかなイメージを持たれることと
自分自身も現実のギャップにずっともがいていました。
いつか必ず、という意地にも近い気持ちだけでなんとか
やってきたのかなと思います。
クリエイターは自分と向き合わないとやっていけない職業。
2年前に母が突然倒れてからは
それ迄以上に自問自答すること、今迄のこととこれからのことを
考えざるを得なくなった。
悪い夢でも見ているのかもしれない、と思っても現実は変わらなかった。
それでも、仕事はいつも通り入ってくるし
現場に行けば写真を撮るし、そして写真を撮ってるときだけが
救いになっている自分に気付いた。
病院のICUの前の階段で携帯で打合せして、
メインのパソコンをノートに替えて
東京と京都を往復して、誰も居なくなった実家で画像処理した。
自分がフラフラでも写真はいつも通りだった。
その時気付いた。目標にしてた自分になったんだって。
インターネットに本当のことなんか書いてない、
フェイスブックなんかに振り回されたくない、
ブログにマイナスイメージになることは書かない、
苦労自慢はしたくない。
だからずっと書けなかった。
でもやっと書こうと思えるようになったので、書いた。
10年やったから、それぐらい書いてもいいかな、と思って。

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