武蔵野美術大学 芸術文化学科 展示展第3期に行ってきました。
先生達所蔵作品の中から、学生さんが作品をセレクトし展示を作る、という
授業で、今期はオープンキャンパスも重なっていて、沢山の人たちで賑わっていました。
私の作品は、杉浦幸子先生所蔵の三尾あすかさんとのコラボレーション作品(写真に刺繍)で、
2012年ニュートロン東京での展示で購入して頂きました。
過去にも何度かセレクトして頂き、学生さん達からの質問に
メールでお返事する
やり取りを経験していました。今回はメールの文面に、なんとなく今までより大きい熱意と
誠実さを感じたのか、想定の範囲を超えた返事を書けたように思いました。
また、私のその返事の内容を、きちんと受け止めてくれたと感じられる
返事が返ってきたことがうれしかったです。
また、12年前の自分の作品をこの機会に観てみたいという気持ちが大きく、
行ってみることにしました。
当日は、藏方さんと守田さんに丁寧にアテンドして頂き、受験予定でも無いのに
オープンキャンパスを隅から隅まで楽しむ結果となりました。リソグラフのプリンターでブックカバーを作るワークショップ体験が特に楽しく、最後のお客さんの立場を利用して特色のゴールドを使わせてもらえました。(嬉しかったので画像アップ)
自分は総合大学の文系卒業なので、芸大、美大が具体的にどういうことをしているのかを
初めて目視できた気がしました。さすが東京の美大の双璧を成す大学だな、という印象の
オープンキャンパスでした。
展示展の方は、自己満足も入っているのかもしれませんが、3班の展示が一番よかったです。
テキストは見過ごされがちですが、やはり優劣の差が最もはっきり出る要素で、核心を突いたテキストは読めるものなので、そのクオリティが高く、作品への理解度の高さを感じました。
自分の作品を久しぶりに観た感想は、精度としては、若さを感じる部分はありましたが、
昔の友達に久しぶりに会ったけど違和感が無かった、という感じでした。
何より、自分がこの世から去った後も、もしかしたらこうやって作品が残り続けるかもしれない
と思うと、本当に励まされました。