歯軋りが酷い話は既出なので未読の方は読んでみてください。

　結局右最奥の歯が真っ二つに割れてしまい、抜くしか無くなった。撮影に集中力が欠けると困るのでスケジュールを踏まえつつ、先生に日取りを相談したところ、やはり数日間は落ち着くのにかかるような見解だったので、金曜日に予約した。

　久しぶりに歯医者で麻酔を打つので、大人ながら若干緊張して、「痛いんでしたっけ？」と聞いたところ、右奥は麻酔が効きにくいこともあり、強めの麻酔を入れる必要があり、痛みを覚悟するように言われた。だけど、先生の腕が良いのか、時代が変わって注射針が細くなったのか、大して痛くなくホッとした。ちなみに、歯医者だけは10年前に引っ越してからも、電車に乗って昔住んでいたエリアに通っている。必要最低限しか治療しないし、木訥な人柄の先生は個人的にはコミュニケーションが取りやすい。

　麻酔が効いてしまうと、既に割れていたこともあり、あっけなく抜けた。抜いた歯を見た瞬間に「デカっ」と言ってしまったほど大きく見えた。抜いた後の方が大変で、噛み締めた脱脂綿を噛んだまま帰宅するように言われ、本当はなるべく歩かない方がいい、当日は風呂もシャワーのみ、出血が止まらなかった時の対処法など、覚えるのに大変なぐらいの説明が有った。帰りに靴を修理に出して、ホームセンターに寄って帰ろうと計画していたけど、ここは体調優先が正しい大人の判断だと思い、どこにも寄らずにビニール袋に入れて持ってきた靴もそのまま握り締めて持って帰った。

　麻酔は3時間経っても結構効いていて、痺れがあるので何もできずにぼーっとしていた。止血は順調で、痺れが残ったまま、お茶漬け風にしたご飯を食べた。

　今日の一曲はこれしかない。(当日書こうとしたけど、麻酔が効いてて書けなかったので今日じゃ無いけど許してください)

カステラ「歯が抜ける」

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