福岡に展示を観に行くために久しぶりに飛行機に乗った。建築や紀行ものの撮影で47のほとんどの県に行ったので、それなりに飛行機には乗ったが、過去も金属探知機の通過が一度でクリアできた試しが無い。アクセサリーぐらいなら大丈夫とのことで通ったけどやっぱり引っ掛かった。細いのを重ね付けするタイプを付けていたので、両手で合計10本ぐらいの指輪を全部外して臨んだが、結果は同じ。検査員の人と、ポケットに何か入っていないですか?、何も入ってません、の押し問答を何回かした後、腕にデカいバングルを付けていたことを思い出した。上からシャツを羽織っていたため、すっかり忘れていた。というコントを経て、やっと中へ入った。飛行機出発時刻の1時間前に着く電車で来たので、朝ご飯は空港でゆっくり食べられる算段だったのに、気付いたら結構な時間になっていた。skyの搭乗口近くにちょうど蕎麦屋があり、どうしても食べたくなって、きっと早く出てくるだろうざる蕎麦を頼んだが、割と時間がかかり、5分で食べないといけなくなり、ワンコそばのごとくかき込んだ。
もともと空港が好きで、写真を撮るためだけに空港に来ていたこともあり、飛行機に乗る時は恰好の作品撮りの機会だ。窓際の席から、出発の時、上昇する時の眼下の世界、雲の上、などを久しぶりに撮ることができて満足した。帰りは、夜の福岡空港の展望デッキと眼下の街並み、到着した羽田空港の待合を撮った。
鉄道オタクを鉄ちゃんと呼ぶのは有名な話だが、飛行機好きで飛行機を専門に撮る人もいるそうで、ひこちゃんと言うらしい。
わたし、「くうちゃん」なんだな、と思った。