以前から知ってはいたものの、最近特にいろいろ読んでいる
都築響一さんの本がめちゃくちゃ面白い。
そして前書きか後書きには、必ず心に響く事が書いてあるところがすごい。
以下引用。
思ってるだけで行動しないのは、まったく思わないのと同じだ。もしかしたら、もっとタチが悪いかもしれない。(秘宝館)
「全員が反対したから成功を確信した」というのは、尊敬する秘宝館生みの親・松野正人さんの言葉だ。つねに無謀であることがベストとは思わないけれど、どんなに親身な忠告よりも自分の思いが勝っていたら、そしてリスクを自分ひとりで引き受けられるのだったら、やめて後悔するよりも、やって失敗する方が幸福なのだと、このTシャツはいまも僕に教えてくれる。(捨てられないTシャツ)
大事なことと、どうでもいいことがきちんとわかったとき、人生ははじめて明確なかたちをとってあらわれる。(賃貸宇宙)
思えば人間というのは、何千年も前から「いかに富や権力や金銭に執着しないで生きていけるか」を悩みぬいてきた。すべての宗教や哲学は、その大命題に対する壮大な挑戦と敗北の歴史だと言ってもいい。(だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ)
90年代に出版された本を読み返してみても
時代の先を読んで生きてこられたことがよくわかった。
それに比べて自分が随分遅れていることを実感した。
でも、いま気付いたならいいのかな。