いきてる人間

お父さんの1周忌とお母さんの納骨を無事に
一緒に終わらせることができて
ほっとしていて、もうしばらくこれ以上つらいこと
あんまりないかなあ、と思っていたのに
突然友達がいってしまいました。
何もない草原に立たされてしまったような感じでした。
わたしの仕事した雑誌が出ると、子供みたいによろこんで
メールしてきてくれた。
家族のことを話したときに、しっかりと話を聞いてくれたと
感じたのはあなただけだったように思います。
だから遠くに居て時々しか会わなくても、
そういう人がこの世にいることが大きかった。
結果的に最後に話したのがわたしになったのは
今はよかったと思っています。
意味なんか無いのだろうけど、
これから受け止めていくなかでそのことで
自分が逆に納得できるようになると思うから。
いつか言ってたけど、「明日のことなんか、誰にもわからへんわ」って。
あっちにいった人間の言葉は妙に鮮明になって蘇る。
親が先に逝くのは時間とともに当たり前のことが
濃くなっていくのだろうけど、あんたが突然去ったことを
どう飲み込むのかまだわかりません。
お互いいきるのが器用ではなかったと思うけど
やっぱりお迎えが来るまで現実世界で一緒に生きて欲しかった、
って思うのはわたしがあなたのことをわかってなかったからかもしれませんね。

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