https://www.amazon.co.jp/TOKYO-STYLE-ちくま文庫-都築-響一/dp/4480038094/ref=la_B004D9OS52_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1514170221&sr=1-2
(リンクは本です。わたしが持ってるのはこれのポストカード版)
前述(12/18ブログ)と同じ理由で、これも最近になってよく読んでいたというか観ていた。
写真を始める前か後かどちらに買ったか覚えて無いけどどちらにせよ
直前か直後。
この東京に憧れて上京したんだった。
そして久しぶりに観てみて初めて、アシスタント時代からフリーになってしばらくの間
住んでいたアパートがまさにこの世界だった、と気付いた。
毎日同じメニューで自炊。
ひどいときは100円の野菜を三日に分けて食べた。
もっとひどいときはバイト先でお昼ご飯を買うお金が無くて、
わたし昼休み要らないです、って言った。(そしたら社員の人が見かねて買って来てくれました)
でも辛いとは思わなかった。
バイト先のトイレで営業の電話(ブック見てくださいって頼む)して、お昼ご飯買うお金無いのに
作品撮りのフィルムとストロボまで買ったりして、それで仕事が入ればそれだけで嬉しかった。
そういうものすごいレベルの自転車操業だったので、客観的に自分を見る余裕は一ミリも
なかったけど、そのとき自分が憧れの世界にいて、
その手に夢を掴んでいたんだと、今になって初めて気付いた。