竹橋

高梨豊「光のフィールドノート」を観に行ってきました。
初期の代表作の「東京人」「都市へ」も初めてがっつり観られて
やっぱりかっこよかったです。
「初國」の四条烏丸の写真観たときに、タイトル観る前に
「あ、四条烏丸や」と思って郷愁感からとてもどきどきした。
「初國」の意図とあまり関係ないのかもしれないけど
写真てそういうもんやんな、って思いながら観てたけど
後で解説読んだら「都市の表層の下にある、国になる前の「ツチ・クニ」
とでもいえるもの」って書いてあったので、
もろそのことを感じたのかなとも思った。
「ノスタルジア」はフォトグラファーズギャラリーでやってたときに
観てるんですが、そのときと違った印象を受けました。
ま、一言で言うと、そのときは正直あんまりピンとこなかったんですが
今回観て、いいな、と思った。
あと、「囲町」の西新宿の女のひとの壁画の写真、同じところの写真を
自分も撮ってて、ちょっとうれしかった。
あれは、取り壊された銭湯の壁画なんですよ。って、みんなわかってましたか?
全体の感想は、観覧者として自由に感想をのべますと、
誰しも迷いながら作品を作っているんだなあと思いました。
産みのくるしみを感じました。それはくるしそうだ、と感じられたのではなくて
中心がどんどん深くなっていっていて、深い考えによるものに
変わっていっている印象だったからかな。
ちょっとうまくまとめられませんが。
今、展覧会歴みてて気づいたけど、3年前の写大ギャラリーも行ってるから
そのときに「初國」観てるんやけど、そのときはそんなに四条烏丸の写真に
ひっかからなかったなあ。なんでやろ。
あのときトークショーがあって、ご本人を近くで見たんですが70歳には
とても見えなくて驚いたんだ。って、ブログに書いたような気がする。
わたしも50年ぐらい写真撮り続けてたら年取らなくなるんかな。
写真撮りたくなりました。最近のベタ焼き全然駄目だなと思ってたけど
見直したらなんかいいように思った。
3/8迄ですので、まだの方ぜひおすすめです。
2/24発売の月刊ザハイビジョン4月号で、俳優の仲村トオルさんを撮っています。
wowow「連続ドラマw」新作「空飛ぶタイヤ」についてのインタビューです。

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